solo exhibition @ ギャラリーらふと(千葉)----- 開催延期になりました
兆しに立つ

 

木を彫ることに自分を掘ることを重ねてきて

この四月で10年となった。

見えることより見えないこと

見えていたものより見えていなかったことが多くなり

この先は果てしない海原なのだという実感は10年前よりも強い。

自分の思考の範囲も分かってきて、同時に飽きてきていて

この見えない線を飛び越えたいと常々考えてはいるけれど

それも線の中のことでしかなく、踠いているように見せて

足のつく見知った浅瀬を巡回しているだけだという恐怖に陥ることがある。

最近読んでいるプラープダーユン著『新しい目の旅立ち』の冒頭にも

同じようなことが書かれていて、これは30代問題なのだと勝手に解釈している。

 

それでも何かしら動いてみなければ現在地は変えられない。

展示が延期になっても、この国の政治家が文化に関心がなくとも

僕は木を彫ることに、変わらずに取り組まなくてはならない。

それが僕と世界の接点であり、文化的な先人達がみた景色と繋がる

唯一の接点になりうるはずなのだから。

 

小さな情報に流されずに、兆しに立っていたいと思う。

 

心ある人が見てくれているみたいで

温かなメッセージを今日も受け取り、感謝の気持ちです。

作品を作ることが人との出会いを豊かなものにしてくれていること。

これは確かなこと。

 

僕は変わらずに木を彫ろう。

アトリエでやりたい事もあるのでその準備も整えている。

共存の道が見つかって、晴れる日が来るときのために。

 

 

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文章は自分の頭の中の整理にと書いていたのですが

この春から稲垣早苗さんが主催するオウンドメディアにて

連載を始めることになりました。

よろしければこちらもご覧下さい。

 

https://musubuniwa.jp/ha/2152/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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