solo exhibition @ ギャラリーらふと(千葉)----- 2020.9.12-13-14
共鳴

 

4月に行われるはずの展示会が9月に延期され

桜の木には蝉の声が響いていた。

季節が巡って、風も光も変わっていた。

 

冬の間に作っていた作品は行き先を見失って

アトリエに佇んだまま時間が過ぎていった。

じっと何かを待っているかのように。

 

制作の手が一時的に止まることもあったけれど

なるべく作るように自分を励まして自粛期間を過ごした。

人との距離は開いたが、自然との距離は縮まった。

 

山に入って清流の音を聞いたり

海に行き絶えず動き続ける大いなる時間を見た。

森に入って小さな虫になって土と風を感じた。

 

僕の身体の中に自然の音が入っていった。

あとはこれを作品にうつすことができればいい。

木が持っている雨風の記憶を借りて。

 

 

 

白南風:夏を告げる風

 

 

氈 鹿:山奥の神秘的な気配

 

 

白岩山羊:急峻な山々、あるいは巨岩

 

 

鯨:大いなる時間

 

 

木 立:乱立する木々、その間を通り抜ける風

 

 

雨 燕:海風の香り

 

 

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今回の展示会は3日間だけの開催となったが

観に来てくださった方々と言葉や気持ちをじっくりと交わすことができた。

作った作品を展示して、生で観てもらい、何かを感じてもらう。

この単純なことが本当に幸福に思えた。

 

今回の展示会にお越しいただいた皆様。

ギャラリーらふとのスタッフの方々に厚く御礼を申し上げます。

ありがとうございました。

 

 


 

2020.9.14

虫の音すだくらふとにて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

exhibition - -
展示のおしらせ

 

クロヌマタカトシ展「共鳴」

 

日時:2020.09.12(土)13(日)14(月) 11:00〜18:00

場所:ギャラリーらふと 千葉県市川市鬼高1-1-1 ニッケ鎮守の杜

在廊:全日

 

※初日は予約制とさせていただきます《9.7(月)10:00より》

 予約受付サイト▷https://raft-takatoshikuronuma2020.peatix.com

 

 

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僕の身体は水と音で出来ている

原子は振動し熱となって脈動し

身体中に水を循環させている

 

彫刻する木は枯渇し微動だにせず

新たな時間を待っている

雨と風の記憶を内側に携えて

 

二つの振動体の間で交わさせる音の交換は

彫刻する者とされる者の関係を反転し続けながら

やがて一つの像を結ぶ

 

そこに音は鳴っているだろうか

生命の水は流れているだろうか

僕はただ耳を澄ましている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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連載

 

オウンドメディア『手仕事を結ぶ庭』での連載に

新しい文章を寄せました。

自粛生活の中で何を見つけていこうか。

下記よりご覧いただけます。

 

https://musubuniwa.jp/ha/4539/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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