solo exhibition @ CAFE DU GRACE [ 岡山 ] --- 2017.10.14-10.22
気配

 

10月14日から岡山のカフェドグラス921ギャラリーにて展示会が始まった。

タイトルとしたのは僕がずっと追い続けている“気配”と呼ばれるもの。

それは形もなく目に見えるものではない。

“佇まい”とも“雰囲気”とも何か違う。

何が違うのだろうか。

 

 

 

 

そこに、在る。

そこに、居る。

もしくは、在った。居た。

 

存在という不確かなものを形容するのは難しいけれども

“雰囲気”や“佇まい”よりも、もっと生々しく息を吐いているもの。

それは光と闇を抱きかかえて、そこにじっとしているもの。

生温かいもの。

 

 

 

 

 

画家ヴィルヘルム・ハマスホイの絵を見ると僕はこの感覚を共有できる。

人の居る室内にも人のいない室内にも、確かに気配を感じるのである。

彼の描く風景にも船にも家にもその気配があって

窓から入り込む光にも、それを包む大きな闇にもその気配が宿っている。

 

実際にオードロップゴー美術館で観た彼の絵は驚くほど暗い絵だった。

最初は戸惑うのだが、じっと絵の前に立ち、しばらく眺めていると

暗闇の中からぼんやりと光を放つものが現れる。

目が暗闇に慣れてきてだんだんと見えるようになるように

じっとそこに在るものを凝視すると見えてくるものがある。

 

 

 

 

展示をぜひ観ていただきたい。

今僕にできることはこのギャラリーに置いてきた。

これはどうしても写真や言葉では限界があるものです。

そして自分一人でも、ここまでの表現には到らなかった。

921ギャラリーの店主と打ち合わせを重ね、想いを共有し、二人で作り上げた空間です。

ぜひ岡山まで足を運んでいただけたら幸いです。

 

 

 

 

クロヌマタカトシの彫刻   “気配”

 

日時:2017.10.14(土)〜10.22(日) 10:00〜18:00 (最終日〜16:00)水曜休み
場所:CAFE DU GRACE  岡山赤磐市下市92-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

exhibition - -
展示のおしらせ

 

クロヌマタカトシの彫刻   “気配”

 

日時:2017.10.14(土)〜10.22(日) 10:00〜18:00 (最終日〜16:00)水曜休み
場所:CAFE DU GRACE  岡山赤磐市下市92-1

在廊:14(土)

 

 

 

工房に響き渡るグレゴリオ聖歌。

無力のちからは確かな痕跡によって、

静かに“気配”を纏う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

exhibition - -
風50+

 

工房からの風。

それは千葉の市川市にあるニッケコルトンプラザ内で開かれる野外工芸展。

野外工芸展と聞くとクラフトフェアや手作り市的なものを連想するが

このイベントは実は少し趣が違っていて、「個人作家の個展の集合体」だと僕は理解している。

 

個展とクラフトフェアの違いは何だろうか。

それは作家とギャラリストの間で交わされる時間と

そこから生まれる責任と緊張ではないだろうか。

 

クラフトフェアの場合、多くの責任は作家自身にある。

作品の善し悪しや売上、それに対する指摘やモチベーションは

各作家に委ねられていて基本的に自由だ。

そこにクラフトフェアの大らかさがあり魅力がある。

 

一方、工房からの風(個展)は主催者と作家が密に言葉を交わし

一蓮托生になって表現を練り上げていく。

10月の開催日、その約半年前となる3月から顔を合わせた打ち合わせが始まり

当日まで緊張感を持って自分自身と向き合い何を作るべきかを考えさせられる。

 

僕は2012年に工房からの風に出展した。

当時の僕は匙や器を作りながら、彫刻を作っていた。

二足のわらじの様でいて、実は自分の気持ちはこの頃ほぼ彫刻に振れていた。

打ち合わせの中で彫刻一本で展示をしたいと僕が言おうとしたところ

主催者の稲垣さんから「彫刻でいった方がいいと思う」と先に言われてしまったのを覚えている。

それまでに交わした言葉は僅かだったと思うのだが、行間で伝わっていたのだと思う。

 

作家がこれから何処に向かって舵をとっていくことが最良か、ということを工房からの風は考え

その後その先に広がっていく景色を一緒に見ようとしてくれる。

そこに大きな魅力がある。

 

このようなやりとりを毎年50名の作家と行い、50の個展がひとつの場所で開かれる。

今年で15回目を迎えることを記念して「風50+」という冊子が出版された。

 

 

 

光栄にもこの冊子に僕の作品と文章を載せていただきました。

最近の流木を拾う中で思ったことに焦点を当てて

木との関係の中で思い巡らすことを書いています。

よろしければご覧になってください。

 

工房からの風のイベント当日、¥1000(税込)で販売するようです。

詳しくはこちらをご覧下さい。

 

 

 

他の作家の方々の作品や文章も気になるところ。

明後日から始まる岡山での個展準備のためにまだ目を通せていないので

帰ったらじっくりと読みたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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